2019年4月
国学院大学北海道短期大学部、学長就任
本学は、国学院大学が昭和57年に設置した北海道滝川市にある短期大学です。中規模の地方短期大学ですが、道内のみならず全国からも多くの入学者を迎え入れています。
今日、わが国の少子化は年々その深刻度を増し、とりわけ地方社会ならびに地方の大学・短期大学は未曽有の大氷河期を迎えていますが、本学では5年後、10年後を見据え、着実な発展を推進すべく、5年ごとに「中期5ヶ年計画」を策定し、現在5つの戦略と18の行動計画を実施しています。
少子化による衰退が進む地方において、高等教育機関としての短期大学が担うべき使命は、取得学位にふさわしい教育と人材育成、そして学生活動による地域の活性化です。本学の5ヶ年計画も、その二つを基軸に編成しています。
教育・人材育成については、道内における人材の育成はむろんのこと、国学院大学に3年次編入学する多くの学生のために、各学部の基礎科目を学ぶことができるカリキュラムを整備し、さらに国学院大学の教授陣の講義も受けられる質の高い教育を実施しています。また、他大学への編入学にも対応しています。
地域活性化については、学生の地域活動の促進はむろんのこと、滝川市、滝川商工会議所、国学院大学および本学による「地域活動のためのプラットフォーム」を構築し、国学院大学観光まちづくり学部の協力を得て学部生も加わり、より幅の広い地域活動を展開しています。
北海道は、近代日本において、開拓の歴史を刻む地です。国学院大学140余年の学統を継ぐ本学滝川キャンパスで、人生を切り拓く第一歩を踏み出してください。