國學院大學入学案内2021
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生徒には、常にひとりの人間として向き合うよう努めています。[中学校教諭]短大は、日本全国から学生が集まり互いに刺激し合える環境。 歴史が好きで、どの大学へ行こうか悩んでいた高2の時、「滝川の短大なら編入学して本格的に歴史を学べる」と担任のアドバイスを受け、進学を決めました。入学して驚いたのは、日本各地から学生が来ていること。しかも知識豊富な人や理論立てて考えるのが得意な人もたくさんいて、強い刺激を受けました。彼らに負けないよう、もっともっと勉強しようと頑張りました。お陰で編入学も叶い、今でも彼らは年に何度も連絡を取り合う大切な友達です。 滝川の短大は先生との距離が近く、疑問点をすぐに聞きに行けたり気軽に研究室を訪ねたりできる素晴らしい環境です。編入学で4年制大学を経験すると、短大の良い面がしみじみ分かりました。歴史の研究は、生涯続けて行きたいライフワーク。 教師をめざすようになったのは中学生の時。ちょっと荒れている学校だったのですが、教師たちがそういう生徒と全然深く関わろうとしない。「それって違う。僕ならもっと話を聞くのに」と思ったのがきっかけでした。だから今、生徒と接する中で心がけているのは、教師の立場ではなく一人の人間として向き合うこと。それに加えて、社会科が苦手な生徒でも楽しめるような授業作りを研究していきたいです。 個人的には歴史の研究も続けていきたい。これは僕自身のライフワークにしたいと思っています。小樽市立朝里中学校教諭本学、国文学科から編入学平成31年3月 國學院大學 文学部史学科卒業沓澤 潤也 先生 小樽桜陽高校出身授業では常に居心地の良い環境づくりに配慮しています。短大入学の決め手は、中学校の英語教諭の免許が取れること。 小さな頃から英語を習い、中学時代には町の国際交流事業でアメリカの姉妹都市を訪問した経験もあったので、いつしか英語の教師をめざすようになりました。滝川の短大は中学校英語の教員免許が取得でき、教員採用試験に力を入れていると知り、進学を決めたのです。 高校の進路相談で担任から言われたのは、「教師になるなら短大卒よりも4年制大学の方が有利だ」という言葉。でも、実際になってみると短大卒でも全く支障は感じていません。身近には通信教育で一種免許を取得し、教頭になった先生もいらっしゃったので、要は自分の努力次第。私もいずれはスキルアップして行きたいです。英語の習熟度に合わせ、工夫を凝らした授業を展開。 短大卒業後に臨時教員として他校に4年間勤務し、昨年の春から正式採用となって現在の中学校に赴任。全校生徒数120人程の小規模校で、英語に馴染みのない生徒も多い環境です。そのため、英語の授業は視覚的にも理解できるよう、単語や英文にイラストを付けたり、習熟度の低い生徒にはフリガナ付きのプリントを渡すなど工夫しています。 授業で最も気をつけているのは、居心地の良い環境づくりですね。生徒たちには「失敗や間違いを笑ったり、バカにしないこと」を約束してもらっています。私自身も生徒一人ひとりの気持ちに寄り添える教師をめざし、これからも努力していきたいと思っています。えりも町立えりも中学校 教諭平成27年3月 総合教養学科卒業遠藤 奈菜 先生 帯広三条高校出身目標を叶え、地域で活躍する卒業生3 Guide book

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