國學院_入学案内2018
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Guide book 14民話・民俗学分野文芸創作分野中国文化・文学分野 日本各地には、その地に古くから伝わる昔話や神話・伝説があります。こうした民話の多くは、文字文化が生まれる以前に発祥し、人から人へ語り継がれて来たもの。その背景には、人々の風習や道徳観、宗教観などが存在しています。 本分野では、民間に伝わってきた有形・無形の文化を学びながら、それらが日本の歴史や文学作品とどのように関係しているかを明らかにしていきます。また、地域文化の研究としてアイヌ伝承にも着目し、その文化や歴史も学んでいきます。 「小説を書きたい!」「詩を書いてみたい」など、創作意欲に溢れた人は多くいますが、自分の中に沸き起こるエネルギーをただ文字に書き表しただけでは、独りよがりの作品になってしまいます。書くためにはたくさんの作品を読み、豊かな語彙や表現方法を知ることが重要となります。 この分野で学べるジャンルは、児童文学、詩、エッセイ、小説など実に多彩。いずれにおいても、まずは名作と言われる作品を数多く読み込み、読解力・表現力を養いながら、一人ひとりの創作力を高めていきます。 私達が日常的に使う漢字の多くは、中国から伝わってきたもの。日本文化は古くから中国の文化・文学、思想などに深く影響を受けて来ました。 本分野では、杜甫、李白、白居易などの漢詩のほか、孔子や老子の思想、陰陽道にも繋がる五行思想なども取り上げ、漢文や思想を学びながら中国の歴史や文化を理解していきます。 また、書道の授業では、文字と書の文化史を辿りながらさまざまな書体を学習し、毛筆による実技を修得します。 高校で書道に熱中していた私は、もっと「書」を研究したいと思い、書道と密接な中国文学のゼミを選びました。 1年次では書道について書かれた中国の論文をいくつも読み、そこに何が書かれているかを解読。2年次では卒業論文に向けて課題を決め、資料を読んで研究し、自分の考えをまとめる作業になります。私は王献之(おうけんし)という中国の書家を題材に選び、先生のアドバイスを受けながらたくさんの資料を読み、卒論を仕上げました。  高校時代の書道は、ひたすらお手本を写して書くだけでしたが、「書」にはそれぞれに時代背景や思想などの意味があることがわかり、奥深いものだと知りました。編入学後は更に学びを深め、「書」の魅力を掘り下げていきたいです。中国文学を学ぶことで、「書」に込められた背景を知りました。 幼い頃から幻想的な物語が好きで、小学校の時に兄の本棚にあった『地獄先生ぬ〜べ〜』という漫画にはまり、それ以來、妖怪に興味を持つようになりました。妖怪研究ができるのは民俗学なので民話・民俗学ゼミを選択したのですが、伝承文学という科目を学んだ際に民俗学的に見た食文化のおもしろさに惹かれ、今は食文化を中心に研究をしています。例えば、一般的に「お正月は日本全国でお餅を食べる」と思われていますが、実は、お餅を食べないどころか忌み嫌う風習の地域もあるのです。民俗学は、日本人の精神の根幹を見つめ直すという特性がある学問。僕は今後も、様々な食文化の背景にどのような思想があるのか、つまびらかにしていきたいです。 今の目標は、國學院大学に編入学すること。民俗学の本場で、更に詳しい研究を思いっきりやりたいと思っています。 中学1年生から小説を書いていて、もっと創作について学びたいと思いこの短大部に入学しました。文芸創作分野の授業では、課題作品を読んで作者が生きた時代の歴史的背景や世界情勢を把握し、作者が何を表現したかったかを読み取り、更にそこから題材をとって創作の練習をする、という流れがあります。その後、各々の創作作品について話し合う合評会があるのですが、自分の表現が思うように伝わっているかどうか確認でき、とても勉強になりますね。 昨年、滝川市青年会議所が「そらぷちキッズキャンプ」の子供たちのためにオリジナル絵本の制作に取組み、「助け合うことの大切さ」をテーマに物語を募集したのですが、私も応募し優秀賞を戴きました。将来の進路はまだ決めかねていますが、できれば書く仕事に就きたいと思っています。妖怪がきっかけで民俗学に興味を持ちましたが、今は食文化の研究がおもしろいです。合評会で自分の作品に対する意見が聞けるので、表現力が鍛えられ、とても勉強になります。玉造 佐妃さん 滝川高校出身2年在学中安田ゼミ北山 博之さん 滝川高校出身2年在学中月岡ゼミ齊藤 穂乃花さん 長野県 松本蟻ヶ崎高校出身國學院大學文学部日本文学科 編入学山寺ゼミ

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