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« 今週の行事【3月21日(月)〜27日(日)】と今後の行事について | 最新ニュース トップ | 「News CATY」2016年3月号発行 »

平成27年度第33回卒業式を挙行いたしました(学長式辞)

16年03月23日(水) :

 3月19日(土)、平成27年度第33回卒業証書・修了証書授与式を挙行いたしました。
 国文学科40名、総合教養学科64名、幼児・児童教育学科47名の本科生合計151名と専攻科5名、総数156名
が学び舎を巣立ちました。
 式典の中で、学長は次のように式辞を述べました。 

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平成27年度卒業式式辞(要約)
「和の心を持って、思いを実現しよう」


 卒業・修了された諸君、ご参列のご家族の皆様、卒業・修了を寿ぎ、お祝いの言葉を贈ります。
 二つのことを申し上げます。
 第一は、「和の心を持って生きよう」ということです。

  敷島の 大和心を 人とはば 朝日に匂ふ 山桜花

 ご存知の本居宣長の歌です。「大和心とはどのようなものかと問われたら、私は(宣長)朝日に照り映える山桜の花であると答える」
 この歌とともに「和の心」と題して、私の一文をお届けしました。

 「日本人の基底にこの精神は存在している。
 自然と人間、物と心、常に二つの真理の調和があった。
 古代の日本は話し合いによる互譲を求めた。
 和やかな緩やかなまとまりを持つ国となった。
 その文化は、外来の文化とは明らかに価値観の異なる文明である。
 和の心は価値観の異なる異質なものの共存をもめざした。(中略)
 調和と美しさ、代えがたい佳さ、
 歴史と伝統が育んできた和の心を受け継ぎ、価値ある人生を生きよう」

 七十二億人を超える世界の人々の中で、誰一人として同じ人間はいません。それぞれが、たった一人の自分です。たった一人ゆえに、一人ひとりが大切な意味ある存在であり、だからこそ自分らしく、自らの人生を日本人らしく生きる必要があると思うのです。

 第二は、「自らの思いを実現しよう」ということです。
 國學院大學の先生を滝川公園にご案内した時、「ああ、柳絮(りゅうじょ)が飛んでいる」と感激した様子だったと職員から聞きました。川端の柳から綿毛の飛ぶ初夏の季節だったのでしょう。
 おそらく、柳絮の飛ぶ光景に出会って、これまでの文学的な知識や体験が脳裏を駆け巡っていたのでしょう。宣長には、朝日に照り映える山桜の花を見て、日本の古からの情景や心が、まるで絵巻物のように浮かび上がったのでしょうか。
 このことに関して、私は二つのことを感じます。
 その一つは、成功者が語る話についてです。成功者の多くは、自分の望みを心の中で反芻して、目標達成した情景を頭の中に思い浮かべるということです。私たちには、毎日毎日強く念ずれば、それが潜在意識となって行動する能力が携わっているようです。自分の目標と、それを達成した情景を脳裏に刻んで、人生を生き抜いてほしいと願っています。
 その二つ目は、「国学」が興った背景についてです。江戸時代は朱子学を中心とする漢学の栄えた時代でした。外国の思想に学ぶこの時代あって、日本古来の思想を講究し将来に伝えようと国学が興ります。外国に触発されて日本の良さが再認識されたわけです。
 広く世界のことを知れば知るほど、日本の佳さも、自らの使命も、一層強く感ずるに違いありません。他を学ぶことによって、自分の良さを見出し、自らの能力を磨くとともに相手の尊厳を大切にしていってほしいのです。
 自分らしく生きて、自らの想いを現実のものとしてください。

 七割以上の諸君が國學院大學をはじめ大学三年次に編入しました。さらなる学問の高みを目指して欲しいと願っています。職業人としていくつもの資格を持って社会に出て行く諸君を頼もしく思います。
 私たちは何のために働くのか。答えは簡単ではありません。
 しかし、明らかに職業は人間を磨いて行きます。自らを磨くために、自分自身と向き合うチャンスとして職業がある。楽をしたいという思いと、本来の自分との意地の張り合いが、職業を通じて人間を成長させるのだと思います。
 人生には、楽しいことがある一方、難しいことも多い。困難を越えると、そこには喜びがある。「たった一人しかない自分、一度しかない一生」を、強く逞しく生き抜いて行ってほしいのです。


 再び、一編の詩をご紹介しましょう。

   「素朴な琴」
  この明るさのなかへ
  ひとつの素朴な琴をおけば
  秋の美しさに耐えかねて
  琴はしずかに鳴りいだすだらう(八木重吉)


 私は、重吉の示す「この明るさ」を、日本人の大切にしてきた「あかき、浄き、直き誠の心」、つまり「希望にあふれ、心を洗い清め、真理を求める境遇」と解釈しています。
 諸君には、これからの人生を八木重吉の示す「この明るさのなか」に置いて生きていってほしい。そうすれば、諸君の「素朴な心、ありのままの心の琴」は、きっとこらえきれぬように共鳴するでしょう。私は、そのことに期待しています。


 

平成28年3月19日
國學院大學北海道短期大学部 
学 長  田  村   弘


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 川股 京夏さん(国文学科)、星野 佑太郎さん(総合教養学科)、佐々木 浩介さん(幼児・児童教育学科)、
菅原 香音さん(専攻科福祉専攻)が各学科を代表して田村学長より卒業・修了証書を拝受しました。
 続いて、学生や地域のために顕著な活動をしたとして佐々木 浩介さん(幼児・児童教育学科)、中西 保乃夏さん(保育技術公演集団「ありす座」座長)、菅原 香音さん(専攻科福祉専攻)に学長賞が贈呈されました。
 その他、丑若 緋奈子さん(幼児・児童教育学科)に全国保育士養成協議会会長賞が、稲垣 瑞樹さん(専攻科福祉専攻)に日本介護福祉士養成施設協会会長賞が、阿部 竜太郎さん(総合教養学科)に全国大学実務教育協会会長賞(ビジネス実務士)が、生島 洋平さんに全国大学実務教育協会会長賞(情報処理士)がそれぞれ贈呈されました。
 卒業生を代表しての答辞は井出 文乃さん(総合教養学科)が述べました。

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 式典終了後には、滝川市立図書館事業推進係長(司書)である深村 清美さんによる記念講演会「未来は自分の中にある」が行われました。
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