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國學院大學北海道短期大学部

●入試広報室 入学係

〒073-0014
北海道滝川市文京町3丁目1-1
TEL.0125-23-4111
FAX.0125-23-5590

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平成27年度第34回入学式を挙行いたしました(学長式辞)

15年04月11日(土) :

 4月10日(金)、平成27年度第34回入学式を挙行いたしました。
 国文学科55名、総合教養学科62名、幼児・児童教育学科46名の本科生合計163名と専攻
科7名の総数170名が入学しました。
 式典の中で、学長は次のように式辞を述べました。

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平成27年度入学式式辞(要約)


人生の本分を尽くそう

 学生諸君、入学おめでとうございます。
 数ある学校の中から、國學院大学133年の歴史と伝統を受け継ぎ、日本の心を大切にする
北海道短期大学部の門をくぐっていただきましたことに感謝し、心から歓迎申し上げます。


草木を愛し、自然を喜ぶ実感

北海道・滝川は、間もなく春爛漫の季節を迎えます。桜も梅も、野山の草花も待ちかね
たように一気に開花します。冬の間、大地を覆い、山々を埋め、川を閉ざしていた雪が、
春風に誘われて一滴の水となり、せせらぎとなって大地を潤して行く。そして、万物に生
命を与えて行きます。冬の主役は雪であり、春の主役も形を変えた雪です。その同じ水が
木々を目覚めさせ、この大地を緑と花で埋め尽くして行きます。
 しかし、芽をだし花開くのは、冬の間に十分に準備した木々であり、草花です。
 私たちは、諸君が、自らの芽を育て、花咲き、やがて実を付ける、その水たらん、大地
たらんことを目指しています。
國學院大學の中興の祖と称される、芳賀矢一博士は、名著『国民性十論』の中で、日本
人の国民性を10に分類してその特質を明らかにしました。その一つに「草木を愛し、自
然を喜ぶ」とあります。北の大地で、四季折々の自然に接して、日本人としての特質の一
つをあらためて実感していただけると思います。


建学の精神
 本学の母体である國學院大學についてお話しいたします。
 國學院大學は、日本で最初に出来た私立大学8校の中の一校です。明治維新の際、我が
国は、世界の先進国に追いこうと欧米の思想・文化・社会制度の導入を急ぎました。
そのことによって、日本の古来からの良き思想・文物を顧みないという風潮が出てきました。
 我が国の発展を期するためには、単に欧米の模倣ではなく、我が国の歴史、民族性に基づく
ものでなければならないという機運が興り、國學院大學の前身である「皇典講究所」が創立され
ました。明治15年のことです。
開校式の当日、初代の総裁、有栖川宮幟仁 たかひと親王は、
皇典講究所の設置の目的を述べられました。その一部を読み上げてみます。
「凡ソ学問ノ道は、本ヲ立ツルヨリ大ナルハ莫 (な)し。
故ニ國體ヲ講明シテ以ッテ立国ノ基礎ヲ鞏 かたクシ、
特性ヲ涵養シテ以ッテ人生ノ本分ヲ尽クスハ、百世易(か)ウベカラザル典則ナリ」
「総じて、学問の道は、根本をたてることが最も重要である。従って、国柄を明らかにすることに
よって日本の国の基礎を固め、道徳的素質を養うことによって人生の本分を尽くすことは、いつ
の世でも変わらない法則である」という意味です。
 「國體の講明」と「徳性の涵養」この二つが、國學院大學を設置した基本であり、「建
学の精神」と呼ばれるものです。この建学の精神こそが、本短期大学の人間教育、学問研
究を特色づけるものです。



グローバル化する時代に、大切なことは
 諸君の活躍するこれからの時代に、世界はますます狭くなるでしょう。その時に、「日本
とは何か」「日本の文化とは何か」「我々はどう生きるべきか」を学ぶことは、諸君が世界
に羽ばたき、長い人生を価値あるものとして生き抜く基本です。
 世界の常識は、自国に誇りを持つということです。
 西暦70年、イスラエルはローマに滅ぼされました。しかし、モーゼ・ダビデ・ソロモン 
などを生んだ、輝かしい「民族の伝統と誇りを」を忘れずに持ち続け、千八百年の時を経て、
再び建国することができました。
 一方、地中海の貿易国家カルタゴは、「国家や社会の利益よりも、個人の利益を優先した
ために滅亡した」と、歴史家は語っています。私たちも心すべき教訓です。
 日本は、一つの継続した国家としては、世界で最も古い伝統と文化を持つ国です。2,600
年をはるかに超えて存続しえたのは、「民族の伝統と誇り」を持ち続けることができたから
にほかなりません。


「人生の本分を尽くす」こと、「中今(なかいま)」の思想
 入学にあたって、三つのことを諸君にお願いします。
その一つは、「人生の本分を尽くす」ということです。「日本人としての誇りを持って、自
己の人生に対する責務を果たし、世の中のために大切な何かを成し遂げ、密度の濃い人生
を送ること」だと、私は理解しています。
 日本の古くからの考え方に、「中今」の思想があります。「過去・現在・未来と連綿と続
く悠久の歴史の中で、今、この時を最も大切に生きよう」という考え方です。
 過去を大切にするのも理解できます。未来に望みをかけるのも大切なことです。
 しかし、古来から、日本人は現在の一瞬一瞬を大切にしてきました。この今を、懸命に
生き続ける。若し、諸君が、十年後、二十年後の自分の姿を知りたいと思ったなら、現在
の自分を見れば、凡そ想像がつくものです。
 短大部での短い時間、人生を80年とするなら、わずか40分の1の「この時」を大切に
生きる努力を決して惜しまないでください。そうすれば、諸君は必ずや「人生の本分を尽
くす」ことができるでしょう。


「教養・資格社会への準備」
 第二は、「教養・資格社会への準備を怠りなくして欲しい」ということです。
 短期大学は、大学の良いところと、専門学校の良いところを併せ持っています。専門的
な知識・技術の修得とともに、充実した教養教育を受けることができます。このことが、
短期大学士の学位が得られ、四年制大学の第三年次に編入することにつながるわけです。
就職に際して、教養と実学を学ぶことができます。そのために、数多くのプログラムが
準備されています。「資格を有する」「技術を身に付ける」ことに励んでください。
現代社会は、目まぐるしく変化して行きます。その時に、どこでも活躍できるだけの実
力や専門性が必要です。
 そのことを念頭に置いて、自分の人生を設計し自分を磨く基礎力をつくって欲しいのです。


「学校を使いこなす」
 第三に、それらのために「学校を使いこなしてください」。
 教員も職員も親身に相談に応じます。地域の皆様も、諸君の応援団です。
 短期大学の学生生活は忙しい。悩みも多いと思います。これまでの高校生活とは異なり、
自己責任が基本です。その中で、自分らしい人生を目指すために学校を存分に使いこなし
てください。「ここ掘れワンワン」「青い鳥のチルチルミチル」のように、諸君の足元には、
宝が埋まっているのです。


 笑顔で、元気に、躍動するキャンパスを一緒に創ろうではありませんか。
 さあ、出発だ。

    平成27年4月10日

國學院大學北海道短期大学部
学長 田  村   弘


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 新入生代表誓詞は、渡辺 夢菜さん(総合教養学科)が述べました。
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 式典終了後には、本学総合教養学科長の太田 信二教授による記念講演会「《わかりやすさ》
と《わかりにくさ》」が行われました。
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